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CMSはどんなタイミングで検討し始めるべき? CMS導入のスケジュール感とは

CMS豆知識

企業がCMS導入を検討するパターンとしては、大きく以下の2つがあります。

A:既存のWebサイトをリニューアルする
B:新しいWebサイトを作る

Aは、既存のWebサイトをリニューアルするときに、「もっと使い勝手をよくしたい」「セキュリティを高めたい」「マーケティングに力を入れていきたい」などの理由から、今まで使ってきたCMSのリプレースを考え始めるパターンです。

最近だと、Bのケースでオウンドメディアを作成したり、コンテンツマーケティング寄りのサイトを作ったりするパターンがよくありますので、これらのサイトにもCMSを導入することがあるでしょう。

ただし、こうした場合は新規事業に紐づくことも多いため、Webサイトの検討自体が後回しにされてCMSの選定に時間がとれなかったり、そもそも予算がほとんどなくOSS系CMSの導入が前提になったり、ということもありそうです。ただ、CMSは将来、簡単にリプレースできるものではないため、最初に事業・業務に合う製品をしっかりと選定することが重要です。

本記事では、Bのケースを例にとり、CMS検討のスケジュール感を見てみます。

 

リニューアルの場合、半年以上前から検討すべし

もし、サイトリニューアル時にCMSの導入・リプレースを考えている場合は、Webサイトの規模にもよりますが、(有償CMSを導入する前提だと)リリースの半年以上前には検討を始めることがおすすめです。また、3~4つほどのCMSを比較・検討することになると思いますので、CMSの選定には最低でも2か月ほどは見ておいたほうがいいでしょう。

それなりの規模になるWebサイトの場合、複数のCMS業者に話を聞き、提案をしてもらって比較を行ったうえで、意思決定することになると思いますので、それぐらいの期間は必要になります。

Webサイトのリニューアルプロジェクト全体の期間は、もちろん規模によって増減しますが、コーポレートサイトだと最低半年程度はかかるケースが少なくありません。数万ページのWebサイトにもなると、1年~2年ほどかけて進めるケースもあります。

その半年のうち、最初の2か月ほどをCMS選定に費やし、あとの3~4ヵ月で制作や開発を進めていくイメージです。CMS選定を、要件定義や制作などのフェーズと並行して行うこともありますが、CMSの仕様によっては手戻りが発生する可能性がありますので、あまりおすすめはできません。まずはCMSを選定することに集中したほうがいいでしょう。

 

リリース時期から逆算して検討を開始する

さらに、企業各社の期の変わり目が3月に多いことを考えると、1月~3月にCMS選定、4月以降にリニューアルプロジェクトを開始、9月あたりにリリースというのがよくあるパターンかもしれません。

あるいは予算取りを年末頃に行わなければならない場合、先にCMS選定を10月~12月に行って稟議を進めたうえで、1月~3月でみっちり要件定義を行い、4月から制作・開発を進める、というケースもありそうです。

いずれにせよ、長丁場のプロジェクトになりますので、ベストなリリース時期を見据えたうえで、逆算してCMS選定を始めるとよいでしょう。最初にCMSの比較・検討をしっかり行えば、プロジェクト終盤で「本当は必要だった●●の機能が実装されていない!」「いざ組み込んだらパフォーマンスが低下した!」といった大きな問題が起こることもなくなります。

 

まず考えるのは、有償CMSか、OSS系CMSか

最後に「有償CMSとOSS系CMSのどちらを選定すべきか」という問題について触れておきましょう。非常に悩ましい問題ですが、あらかじめこのポイントをクリアにしておけば、CMSの候補も絞りやすくなります。

おすすめは、Webサイトの規模である程度目星をつけてしまう方法です。数百~数千ページあるような大規模Webサイトの場合は、将来のサポートやセキュリティといった面も踏まえて有償CMSを選ぶ、という方向性でもいいかもしれません。

逆に小規模なサイトが導入対象で、セキュリティやマーケティングの要件も特にないというWebサイトであれば、OSS系CMSから考え始めるとやりやすいと思います。特にOSS系CMSは簡単に導入できるというメリットがありますので、試しに自社のサーバ等に入れてみて、管理画面の使い勝手などをテストしてみるということも可能です。

 

CMSはイニシャルコストで選ぶと危険!

有償CMSとOSS系CMSのどちらを選ぶにせよ、「CMSのコストはイニシャルで考えない」ということに注意しましょう。Webサイトの基盤となるCMSに予算をかけないということは、「業務に合わせるため、たくさんカスタマイズする羽目になる」「日々の運用更新に無駄な手間がかかる」「プラグインを大量に入れることになり、アップデートが縛られる」「様々なツールやサービスを連携させることになる」といった問題が出てきて、逆に費用がかかることもあり得ます。

今後も数年使い続けると考えたとき、「無料のOSSがあるのだから、OSS系CMS一択で考えよう」「理想像にはこちらのCMSが近いが、予算が厳しいから安いCMSにしてマンパワーでカバーしよう」などと考えるのは、止めておいたほうが無難です。ランニングコストやメンテナンス・更新の負担も含め、トータルで考えるようにしましょう。

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